輸入酒類、輸入食品を販売するには、年間の販売数にあった倉庫を用意しなければなりません。
自社の営業所にお酒類を保管する場所があれば問題ありませんが、そうでない場合、自社の敷地外に倉庫を借りる必要があります。
しかし、売上が伸びてきて現在借りている倉庫が手狭になってきたり、ラベルシールをはじめとした保税作業と通販作業をする倉庫が別々で輸送コストが気になってきたりと倉庫についてお悩みを持っておられる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ECサイトに強いお酒の物流倉庫についてご説明します。
実際に倉庫を借りる際の注意点や自社に合う倉庫の探し方をご紹介します。
現在、輸入酒類・輸入食品の物流倉庫を見直したい!という方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ECサイトに強いお酒の物流倉庫とは?
ECサイトに強いお酒の物流倉庫には、3つの特徴があります。
繁忙期でも対応できる
12月や1月などイベントがある時期、ECサイトでは輸入酒類・輸入食品の注文が増えます。
しかし、物流倉庫によっては1日の出荷件数を制限している場合があり、注文があっても対応してもらえないことがあります。
このように、ECサイトにとって稼ぎ時でもある繁忙期に出荷件数の上限があるのは大きな問題といえるでしょう。
そのため、繁忙期でも上限がなく対応ができる倉庫がECサイトに強い倉庫といえます。
低温倉庫(定温倉庫)の拡張が可能である
ECサイトからの注文が増えることで、倉庫の拡張が必要になる場合があります。
輸入酒類・輸入食品の管理は低温倉庫(定温倉庫)が必須ですが、この温度帯の倉庫を拡張できる物流倉庫がお酒を取り扱っているECサイトに最適といえるでしょう。
保税と通販作業の両方ができる
港倉庫で保税業務を行い、出荷のための通販物流業務を保管先の倉庫で行う2箇所管理の場合は時間もかかる上、トラックの横持ち運賃もかさみます。
保税と通販作業の両方ができる物流倉庫を使うことで納期とコストの削減を可能になります。
つまり、海外からのお酒を扱うECサイトであれば、保税と通販作業の両方が一度にできる物流倉庫がいいでしょう。
基本保税蔵置場(保税倉庫)では労働者が集まりやすい場所に立地していないのが基本です。
そのため、当然ながら加工作業と呼ばれているセット組、ラベルシール貼り、通販のギフト作業等に適した立地ではなく、そういった加工作業に適している物流センターで作業を行う必要が出てきます。
倉庫を借りる際の注意点
実際にお酒のための物流倉庫を借りる際、チェックするべきポイントが2つあります。
自社に必要なサービスの取り扱いがあるか
物流倉庫は、業者によって費用もサービスも様々です。費用ばかりに気を取られずサービス内容をしっかりチェックしましょう。
なぜなら、契約後に自社に必要なサービスの取り扱いがないことが分かり、他の倉庫を借りなければならなくなり結局はコストが膨らんでしまうことも考えられるからです。
特にワインをはじめとした輸入酒類・輸入食品は温度管理が大切ですので、倉庫の設備やサービスの確認は必ず行いましょう。
保税のサービス、検品、ラベルシール、セット組、必要な保管スペース+作業スペースはどの程度であるか、出荷のキャパシティはどの程度ほしいかとの点を確認しながら自社に会った適切な物流センターを選定する必要があります。
個人情報の取り扱いはどうなっているか
物流倉庫からお客様に直接商品を発送する場合、個人情報の取り扱いが必要となります。
お客様の個人情報が流出することは、会社の信頼を落とすことになるので絶対に避けなければなりません。
そのため、借りようとしている物流倉庫ではどのように個人情報を取り扱い管理しているのかを必ず確認するようにしましょう。
自社に合う倉庫の探し方
では、自社に合う物流倉庫はどのように探せばいいのでしょうか。
押さえるべきポイントを3つご紹介します。
自社の悩みに対応してくれるか問い合わせる
現在抱えている自社の悩みを解決してくれるかどうか、気になる物流倉庫に問い合わせをしてみましょう。
たとえば、既存の倉庫が手狭になりつつあるなら、どれくらいの拡張が可能な倉庫か確認してみます。
また、海外からの輸入ワインを取り扱いたいと考えているならば、保税運送の対応が可能かどうかを確認してみましょう。
自社の物流倉庫に対する悩みや希望をしっかりと聞き入れ、柔軟に対応してくれるかどうかを確認することが大切です。
実際に問い合わせて話をすることで倉庫業者の対応が分かり、自社に合うかどうかの判断ができるはずです。
酒類の実際の「保管事例」を確認する
問い合わせを悩みや希望を聞いてもらった後、実際にお酒をどのように保管しているのか「保管事例」を確認するようにしましょう。
自社が求める内容に近い保管事例があれば、より安心して倉庫を借りることができます。
倉庫の設備を見学した上で借りる
問い合わせでじっくりやり取りをして保管事例も確認できたら、実際に倉庫の設備を見学するといいでしょう。
気になる点があればその場でクリアにすることで、後のトラブルを避けることもできます。
今回は、ECサイトに強いお酒の物流倉庫について解説しました。
実際に物流倉庫を借りる時、自社に合う倉庫と契約できればコスト削減や効率化が可能となります。
上記でご紹介した「倉庫を借りる際の注意点」と「自社に合う倉庫の探し方」を参考に、自社にぴったりな物流倉庫をぜひ見つけてみてください。
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