弊社が保税倉庫(保税蔵置場)取得との情報からのお問い合わせありがとうございます。
早速頂いている質問の中で下記の2点の質問が多かった為、ご紹介させていただきます。
① なぜ港ではなく、内陸の保税倉庫(保税蔵置場)を使う必要があるのか?
② 通常乙仲と呼ばれる港湾の物流会社でなく、浜松委托運送を使うにあたってのメリットは?
という問い合わせが何社様から頂きましたので本日ご紹介させていただきます。
一般的に港湾地区を想像していただくと分かるのかもしれませんが、輸出入物流の拠点となっている立地の為、日本の中でも一等地と呼ばれる場所でありまして、必ずしも当てはまるというわけではございませんが人件費、土地代も高く、工場のような生産性を考慮した作業を行うには適した立地ではないというのが一般的な考えになります。輸入した商品を何の加工も行わず、そのままの形で単純に国内の物流に流すのであれば確かに港湾地区の物流倉庫を選ぶ方が適しているかと思います。一方で、輸入した製品に対して、検品、シール貼り、タグ付け、ピースピッキング等の人の手が加わる加工作業を港の周りの港湾地区の物流倉庫で行うのは適していないのが一般的な考え方です。
アパレル商材はまさにその模範例となっているわけですが、一部の高級品を除き、量販店、通販において日本の流通の大半を占めているのは輸入のアパレル商品になります。アパレル商材は検針、検品、プレス、タグ/シール貼り付け、畳み、ハンガー納品等多くの加工作業が必要となる為、
港で通関を切り、内陸の倉庫にドレージ輸送をし、一般的に人材が集まりやすく加工作業が行いやすい立地にて物流拠点を構えるのが一般的です。浜松委托運送もどちらかというと内陸の倉庫であり、このような物流加工を得意とする物流倉庫です。
しかし、昨今では通販市場の台頭、付加価値サービスの要求が多く寄せられており、輸入されてから加工するということがこれまで以上に一般的になっており、物流倉庫として求められるサービスとしては港湾地区の物流倉庫が加工作業を行うのか?、我々のような内陸の物流倉庫が港湾地区物流会社のような通関含めたサービスを一貫して行うのか?のどちらかになります。
一長一短はありますが、浜松地区はもともと繊維、自動車の町として栄えた立地でありる点、浜松税関が立地している点より全国でも珍しい加工作業、乙仲業務の両方を行なうことに適している立地であります。その為、静岡県の浜松含めた西部地区にはホンダ、ヤマハ発動機、スズキ、浜松ホトニクス、ローム、資生堂、ユニチャーム、トリンプ等々の数多くのメーカーが海外製品の輸出入の物流拠点として利用しております。
今回浜松委托運送が保税倉庫(保税蔵置場)としての登録させて頂くことにより、お客様へ提供できるサービスとして輸入後の通関含めた港湾地区の業務から一般の店舗、通販の場合は最終的なお客様まで加工含めたサービスを提供できることにより、より高品質でコストパフォーマンスの高いサービスを提供できると考えております。
輸入商品(冷蔵冷凍食品、定温食品、アパレル商品等)の物流サービスでお悩みのお客様は是非一度浜松委托運送までお声掛け頂ければと思います。
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