個人でネットショップを運営していると、受注管理からメルマガ発行、SNS集客など多くの業務に追われます。なかでも手間を要するのが、商品の発送業務です。
そこで発送代行サービスの利用を検討する方も多いかもしれません。では、個人で運営しているネットショップが発送代行で依頼できる業務には、どのようなものがあるのでしょうか。
本記事では、個人のネットショップの発送代行について、利用のメリットや業者の選び方を解説しています。発送代行を検討すべきタイミングに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
個人のネットショップの発送代行は依頼できる
ネットショップの発送代行は、個人でも依頼可能です。発送代行サービスでは、主に以下6つの業務を依頼できます。
- 入庫
- 検品
- 伝票作成
- ピッキング
- 発送
- 在庫管理
ただ荷物を発送するだけでなく、発送に関わる業務もまとめて対応してくれます。これらすべてを個人でやるとなると時間も手間もかかるため、必要であればすべての発送業務を代行業者に任せることも可能です。
業者によってはギフトラッピングにも対応するなど、細かな要望に応えてくれます。
発送代行を依頼するメリット
発送代行サービスを利用することには、主に2つのメリットが考えられます。
- コストを削減できる
- 発送品質が向上する
それぞれ詳しく解説します。
コスト削減できる
発送代行を利用することで、配送にかかるコストの削減が見込めます。発送業務に割いていた工数を減らせることはもちろん、在庫管理も発送代行サービスに依頼すれば、保管スペースにかかっていた費用の削減も見込めるでしょう。
また、発送代行業者は主要な運送業者と契約を結んでいることが多く、個人で依頼するよりも配送料が抑えられる可能性があります。
発送品質の向上
発送代行に依頼することで、発送品質の向上も見込めます。発送代行業者は、独自の設備や仕組みを構築している、いわば発送のプロフェッショナルです。このため大量の注文が入っても遅れることなく、かつ丁寧に対応してもらえるでしょう。
個人で発送業務を行う場合、受注が増えると同時にヒューマンエラーのリスクも上がりがちです。商品の質が良くても、誤配送や商品欠損などのミスがあれば顧客の満足度や信頼度は下がってしまいます。発送代行業者は在庫管理システムを活用しており、ヒューマンエラーを防げる点も魅力でしょう。
浜松委托運送では、月に1回の誤出荷対策会議を実施しています。出荷商品を梱包する前に別担当者によるダブルチェックを通すことで、誤発送の防止を徹底しています。
発送代行を依頼するデメリット
発送代行の利用には多くのメリットがある一方で、デメリットが存在することも確かです。
- 柔軟な対応が難しい場合もある
- 個人情報の取り扱いに注意が必要
これらを理解したうえで依頼を検討するようにしましょう。
柔軟な対応が難しい場合がある
依頼する発送代行業者によっては、個別の要望に合わせた柔軟な対応は難しい場合もあります。
例えば、同梱物の変更ができない、商品の特性に合わせて梱包資材を変えられないといったケースが考えられるでしょう。特にサービスプランから選ぶタイプの業者だと、プランに記載のない対応は断られる可能性が高いかもしれません。
ただし、流通加工においては柔軟な対応ができる業者も存在します。発送代行を依頼したいもののこだわりがあるといった場合は、サービス内容を確認したうえで業者選びを行いましょう。
個人情報の取り扱いに注意が必要
発送代行の利用では、個人情報の取り扱いに注意しなければなりません。個人発送と違って顧客情報を発送代行業者とも共有する必要があり、個人情報が流出するリスクが高まるためです。
万が一個人情報が流出してしまえば、今後の運営にも影響が出ます。発送代行業者がプライバシーマークを取得しているか、どのように個人情報管理を行っているのか事前に確認しておくと良いでしょう。
発送代行業者・サービスを選ぶにあたっての注意点は、こちらの記事でも解説しています。
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発送代行とは?EC事業者が発送業務で抱える課題も個人のネットショップが発送代行を検討するタイミング
個人でネットショッピングを運営している場合、発送代行の利用を検討したいタイミングとして以下のようなシチュエーションが想定できます。
- 発送業務に追われることが増えた
- 全体のコストにおける発送コストが高くなっている
- 保管や作業のスペースが足りない
ただし、上記のようなシチュエーションによってミスやトラブルが起きる前に利用をスタートできているのが理想です。利用開始までには契約や審査などいくつかの手順を踏む必要があるため、できれば時間にゆとりがある状態で依頼しましょう。
多忙なタイミングで依頼をしてしまうと、業者とコミュニケーションが十分に取れず認識に齟齬が生まれたり、本来の業務が疎かになってしまったりする恐れもあります。発送の品質を下げないためにも、早めの判断がおすすめです。
個人のネットショップの発送代行会社を選ぶポイント
個人のネットショップで発送代行を利用する場合、以下2点に着目して発送代行会社を選びましょう。
- 料金体系
- 対応領域やサービス内容
それぞれのポイントを解説します。
料金体系
発送代行業者を選ぶ際は、料金体系をチェックしておきましょう。個人で発送するコストと発送代行を利用したときのコストを比較して、どれくらいの差額が発生するのか確認してみてください。
発送代行の利用で発生するコストは、固定費と変動費の2つです。サービス利用の基本料金や在庫管理の倉庫費用などは、固定費にあたります。商品の入庫費用や発送費用など、商品の量によって変わるものは変動費です。それぞれを計算することで、コストがある程度算出できるでしょう。
個人での発送にかかる費用としては、商品を保管する倉庫の賃料や荷役費用、人件費などがあります。それぞれのコストを比較し、納得できる業者を選ぶようにしましょう。
浜松委托運送は、関東と関西の中間に位置する浜松市に倉庫を構えています。この立地的な利便性を活かし、短納期低コストのサービス提供が可能です。
対応領域やサービス内容
発送代行会社を選ぶ際は、対応している業務領域やサービス内容を確認しましょう。同じ料金帯であっても、業者によって対応領域が異なる場合もあります。ECの注文情報の連携(API連携)は可能か、ギフトラッピングに対応できるかなど、希望のサービス内容がそろっている業者を選んでみてください。
また、運用にあたってのサポート体制も重要なポイントです。運営中に万が一トラブルがあった場合にどのような対応をするのか、問い合わせ先と併せて事前に確認しておくと安心です。
浜松委托運送は、お客様に合わせた柔軟な発送対応を強みとしています。入庫から出庫までのフロー図の設計をお客様ごとにカスタムしているため、細やかなご要望にもお応え可能です。
まとめ
ネットショップを個人運営する場合、規模が大きくなればなるほど発送業務の負担も増えてしまいます。このとき発送代行を利用することで、発送品質の向上とともにコストの削減も目指せるでしょう。
料金体系や対応領域、サービス内容を比較したうえで実績豊富な発送代行会社を選び、ネットショップ運営をより効率的に進めてみてください。
浜松委托運送の発送代行では、誤発送ゼロの取り組みを徹底しています。また、日本の中心にある浜松市に倉庫を構えていることから、流通加工にも利便性が高く、低コストでのサービスご提供が可能です。
浜松委托運送の倉庫は常温倉庫のほか除湿倉庫なども備わっており、お品物の長期保存についても安心してお任せください。
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