浜松委托運送の強み「自社システム開発による高品質の実現」

独自のオリジナルWMSと他物流会社との違いについて

パッケージの大手WMSを使わないのか？との問い合わせをよくいただきますが、
パッケージWMSと弊社開発WMSとの一番の違いは「システムに現場を合わせるのか」「現場にシステムを合わせるのか」の違いになります。
現在ほとんどの物流倉庫会社ではクラウド型パッケージWMSを利用しています。
浜松委托運送では一切パッケージシステムを利用せず、全て自社開発の倉庫管理システム（WMS）を利用しています。
クラウド型パッケージWMSとの一番の違いは、自由自在にお客様の物流に合わせたカスタマイズが、簡単に行える点です。

顧客ごとに倉庫管理システム（WMS）をカスタマイズ

お客様のロジスティクスを担うにあたって、我々が強く感じているのは、当然ながらお客様毎に販売商品も、販売方法も異なります。
例えば、同じアパレル商品を販売するにあたっても、ある程度のロット数量が流れる為、中国からのコンテナ仕入れを行い大量に販売するお客様もいれば、数量は少ないが売り上げが立ってからの受注販売で確実な販売を行うお客様もいます。
このように通販をはじめとして、販売方法が異なれば当然ながら物流の設計も変わります。
浜松委托運送は顧客ごとに倉庫管理システム（WMS）をカスタマイズすることにより、パッケージに当てはまらないお客様の物流を得意としています。このカスタマイズ設計でお客様の販売方法の幅を広げることも可能です。
受発注の仕組みを取り入れロングテールの顧客を作りたい、返却品等のB級品を販売管理したい、新しくセット品を作りたい、見積もり原価を変更したい、特定の期間だけノベルティを製品毎につけたい、等の細かい要望がありましたら是非一度ご相談ください。

月5,000件～10,000件の出荷を超えるお客様の場合、
浜松委托運送は100%ABC分析に基づいた現場管理を行います。

ABC分析の結果、出荷オーダーの出し方・トータルピッキング・送り状納品書の一体型伝票・受発注システムの作成等、顧客に合わせたカスタマイズ倉庫管理システムを作成します。このカスタマイズ設計が繁忙時の出荷波動に強く、高品質なロジスティクスを実現します。

ABC分析とは？

ABC分析は、物流倉庫の在庫品目をランク付けして傾向を分析する手法です。
具体的に言えば、多くの在庫品目を出来高の多い順に並べ、Ａランク品、Ｂランク品、Ｃランク品にランク付けし、品目別の傾向を分析します。

倉庫内の在庫品目は多種多様で、例えば
・定番商品として毎月安定して多量に売れる商品
・季節や流行品など一時的に爆発的に売れる商品
・月数回少量売れる商品など
これらを一様に管理するのではなく、その品目の特徴や性質に合わせた管理を行います。倉庫内の保管の配置を分析結果により修正をしていくことで、より早く正確な作業を行うことが可能です。

ABC分析を基にした出荷方法

浜松委托運送の倉庫管理システム（WMS）で解析されたA商品をどのようにピッキングするのか（摘み取り方式 or 種まき方式）を
データから確認後、検討し適切なピッキング方法により現場を組み立てます。

摘み取り方式と種まき方式を正確に使い分けることが、物流において波動に強い効率的な仕組みを作るために非常に重要です。
弊社では、定期的にシステム解析をかけています。
月数万件以上の出荷がある場合、摘み取り方式と種まき方式を併用することのメリットはピッキング方法の効率化のみではありません。
摘み取り方式と種まき方式を併用することで、2つの出荷場（摘み取り方式と種まき方式）に分けることが可能になり、人の流れが詰まることがなく多くの出荷件数の対応ができます。
全ての現場において、出荷データを基にどういったピッキング方法が最適かを分析し、最適なピッキング方法を提案できることが浜松委托運送の強みです。

摘み取り方式（シングルピッキング）

摘み取り方式は、発送先ごとに商品をピッキングしていく方法です。
ピッキングというフレーズからは一般的にこのシングルピッキングをイメージします。
フリーロケーションで管理している場合は、ほとんどこの方式になります。
1出荷先に対して複数の商品をピッキングする場合は多くのケースで摘み取り方式を利用します。
弊社のみならずパッケージのWMS（倉庫管理システム）でも基本的なシングルピッキングの機能は備わっています。

種まき方式（トータルピッキング）

種まき方式（トータルピッキング）は、一度商品ごとにピッキングをし、その後改めて発送先ごとにピッキングをする方法です。 2段階でピッキングを行います。
売れ筋商品が決まっている場合、種まき方式を利用することが可能です。
あらかじめ一日のオーダーでの売れ筋の商品の出荷数を全てピッキングしてきます。（トータルピッキング）
トータルピッキングした商品を出荷と検品の横に置くことにより導線の短い摘み取り方式が可能となります。